2019年4月~12月までの五十日のドル円の値動き調査結果(5分足で計測)を元に、仲値トレードについての考察をグラフにしてまとめてみました。
この記事は
・仲値トレードで勝率がいいトレード法を探している
という方には参考になると思います。
五十日の9:00始値と比較して9:50終値が上昇した回数と下落した回数をグラフ化して考察
上昇した回数
圧倒的に10日は仲値に向けて上昇し易い傾向にありました。しかしその他の日にちでは若干のばらつきはあるものの、仲値に向けて上昇した回数に差はあまりありませんでした。
下落した回数
10日を除いて1~2回程度20日、30日が下落した回数は多いもののほぼ横並びの結果となりました。
五十日9時~9時55分までの時間帯別最高値と最安値の考察
最高値の考察
9:50台に最高値が出やすいと思っていましたが、結果だけをみると9:00台に最高値になるパターンが一番多かったです。
その為8時台に底値から何らかの上昇転換サインが出て買いポジションをし込めた場合には、一旦9:00台で決済してみるといった戦略をとってみるのがいいのではないかと思います。注意点は10日には最高値になる傾向があまりないようなので、確率的に10日は外すようにした方がいいでしょう。
次に最高値が出やすかった時間帯は仲値直前の9:50台。
おもしろいことに9時台とは正反対で10日に最高値になる傾向があるので、9時~9時50分までで安値と思われるところで購入し50分台で利確を入れるという戦略が有効に思えます。
最安値の考察
まず最安値が多かった時間帯は9:50台。この時間帯は最高値にもなりやすい反面、最安値にもなりやすいのでエントリーする際は気を付ける必要がある時間帯だと考えられます。また15日に最安値になる回数が多かったように思えるので、15日の9:50台にロングでエントリーするのは控える方が確立的にいいように思えます。
次に最安値が多かった時間帯は9:05台。9:05台に安値になった日は9:50台にレートが最高値になりやすい傾向があったので、9:05台でロングでエントリーし9:50台で利確という手法が勝率は高いのではないかと思います。
仲値を狙ったトレードの有効性についての結論
単純に9:00の始値と9:50の終値を比較した結果ですが、10日は仲値に向けて上昇する可能性が圧倒的に高いという点が分かりました。それ以外の五十日は上昇回数と下落回数に差があまりなく、時間帯別で比較しても仲値に向けてロング(買い)をしても勝率があがりやすいことはないという結果になりました。
まとめ
・五十日(5・10日)の仲値に向けた上昇回数と下落回数は10日を除けばほぼ同数
・9:00台、9:50台には最高値になりやすい
・9:50台、9:05台には最安値になりやすい
・10日に9時台の安値圏で買って9:50台で利益確定を入れると勝率が高そう