トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アランド/円の通貨下落率からどの通貨で運用を行うのがいいのか考える

参考データ

この記事は

・高金利通貨でスワップポイントを狙った長期運用をしてみたい
・どの新興国通貨で取引すればいいか分からない

といった方へ向けた記事となっております。

まずは国の特徴を簡単に把握

トルコ

トルコの特色

・政策金利が高い

・経常赤字国である

・地政学リスクを受けやすい

・インフレ率が高い

トルコリラ円のチャート

メキシコ

メキシコの特色

・銀などの鉱物資源が豊富

・資源価格の影響を受けやすい

・貿易においてアメリカとの結びつきが強いので、アメリカの景気影響を受けやすい

メキシコペソのチャート

南アフリカ

南アフリカの特色

・メキシコと同じく鉱山資源が多い

・資源価格の影響を受けやすい

・経常赤字国である

南アランド円のチャート

トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アランド/円の通貨下落率から5年間スワップ運用した場合の利益を計算

2008年8月から2018年8月までの10年間のレートを参考に対円での年間下落率から各通貨の予想利益を計算していきます。

トルコリラ/円の予想損益

2008年8月高値 94.399
2018年8月安値 15.552
10年間の下落率 約83%
年間下落率 約16.5%

トルコリラ/円を5年間買い保有した場合の予想損益

100,375(スワップポイント受取利益)-92,400(為替変動損失額)=7,975

 

・スワップ損益分岐点 51円

・為替変動損失額 (15.552-(15.552×0.835^5))×10,000≒92,400

スワップポイント受取利益 55×365×5=100,375

メキシコペソ/円の予想損益

2008年8月高値 11.04
2018年8月安値 5.68
10年間の下落率 約49%
年間下落率 約6.4%

メキシコペソ/円を5年間買い保有した場合の予想損益

25,550(スワップポイント受取利益)-16,000(為替変動損失額)=9,550

 

スワップ損益分岐点 8円

為替変動損失額 (5.68-(5.68×0.936^5))×10,000≒16,000

スワップポイント受取利益 14×365×5=23,725

南アランド/円の予想損益

2008年8月高値 15.033
2018年8月安値 7.12
10年間の下落率 約53%
年間下落率 約7.2%

南アランド/円を5年間買い保有した場合の予想損益

21,900(スワップポイント受取利益)-22,200(為替変動損失額)=-300

 

スワップ損益分岐点 13円

為替変動損失額 (7.12-(7.12×0.928^5))×10,000≒22,200

スワップポイント受取利益 12×365×5=21,900

計算方法と注意点
・10年間の下落率を適用し下落し続けるとして計算しているので、実際のレートとは異なる可能性が高いです。
・スワップポイントの値は上から4番目のスワップポイントで計算しております。
・スワップポイントが一定と仮定して計算しておりますので、スワップポイントが下落や上昇をした場合計算結果が異なってきます。
 

FX会社のスワップポイント比較はコチラの記事で行っております。

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おすすめ通貨 

メキシコペソ/円

メキシコペソ/円のスワップ運用するのに向いている会社ランキング

1位 LION FX

LION FXは他社と比較しても高水準のスワップポイントをキープしています。また取扱い通貨数が多くスプレッドも狭いので、長期投資だけでなく短期売買にも向いております。

2位 FXプライム by GMO

FXプライムbyGMOはトルコリラ/円こそスワップポイントは低いがメキシコ/円、南アランド/円ではtop3を維持。スプレッドがやや広い点がマイナスだがスワップ運用する場合には影響は少ないので長期投資でりようする場合にはお勧めの会社です。

3位 LIGHT FX

LIGHT FXは上記2社に負けないぐらい高水準のスワップポイントをキープ。またシンプルで分かり易いトレード画面を提供しているのでFX初心者の方でもとっつきやすい会社です。


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