「どうもトレードに失敗してばかりだ」とか「なんで上手くいかないんだろう」と思っているFX初心者の方はいませんか?
今回はそんな風に思っている方の手助けになればと、実際にトレードしている筆者の体験談から失敗しやすいと思うパターンやどうすれば失敗を避けることができるかを記載していきたいと思います。
失敗パターンその1、SNSの情報に惑わされてしまう
事例と解説
○○さんが大きく下がるって言ってるからショートでエントリーしよう
下がるどころか上がってる、、、、どうすればいいんだぁ~
このようにSNS(ブログも含みます)の売買に関する投稿や雰囲気に惑わされてトレードしてしまい、良く負けてしまうという方はいませんか?
SNSは情報収集をするのに確かに便利なツールですが、誰でも発信できるという点から間違った情報も溢れているということは頭に常に入れておく必要があります。
特にトレードに関するSNSの売買情報は投稿者が動いてほしいと思っている方向への情報を意図的であるにしろ意図的でないにしろ発信してしまう傾向にあるので、情報を適切に選ぶことなく単純にトレードしてしまうと負ける結果に繋がりやすくなります。
ではどういったアカウントやブログであればトレードに関する情報を信じてもいいのか?
トレードの参考としてSNSを利用しようと思う場合、次の条件のどちらかをクリアしているアカウント(ブログ)であれば比較的情報に騙される可能性は低くなると思います。
1、顔の知れている有名なトレーダー
雑誌やテレビで紹介され実際に顔が知られている(アカウントの知られている)有名なトレーダーであれば根拠もなく感情だけで誤った情報を出し続けてる可能性も低い(信頼にも関わる)ので、まずはこういった方の情報を参考にされるといいでしょう。
ただし有名なトレーダーであっても売買情報については間違えてしまうことはあるので(全部当てるのは無理)、盲目的に信じて売買することは避けた方がいいでしょう。
2、相場観をしっかりと記載している
有名でなくてもチャートやファンダメンタルを分析して相場観を載せているようなアカウント(ブログ)であれば実際に勉強中だったりトレードをしている可能性が高いので、情報を参考にしてもいいでしょう。
逆に注意した方がいいと思われるアカウントやブログ
相場の振り返りとして勝った状況だけを記載しているような場合は、商材販売目的のためにアカウント(ブログ)を運営している場合があるので注意が必要でしょう。
また勝率が極端に高かったり勝てる方法を無料(有料)で教えますといったアカウントもパッとみはすごいトレーダーのように見えますが、商材売り付けや詐欺の可能性があるので簡単に信じないようにしたほうが無難です。
失敗パターンその2、コツコツドカンをする
事例と解説
よーし、500円ずつ利益を3回とって合計1500円稼いだぞ
損失出したくないから放っておいたら、強制決済で-5000円になってしまった
トレード初心者がよくやる典型的な失敗として、ちょっとずつ積み重ねた利益を1回の損失で利益を吹き飛ばしてしまういわゆる「コツコツドカン」と呼ばれるものがあります。
これは人が心理的に損することを嫌い、損得が絡むととても非合理になってしまうことに起因しています。(プロスペクトの理論と呼ばれています)
冷静であれば大きく利益を得て損失を小さく抑えるようにするはずですが、トレードにおいてはその逆をしてしまい損失を被りやすくなってしまう状況に陥ります。
ではどうすればコツコツドカンを防げるのか?
コツコツドカンをしてしまわないようにする方法はずばり逆指値(損切り)を必ず置くことです。機械的にポジションを決済する癖をつけておけば、予想外の大きな損失を出す確率がぐっと下がるようになります。
ただし逆指値(損切り)は適当におくと損失を被るだけで効果的とはいえません。抵抗線やフィボナッチなどその値を超えると反対方向に動きだすと思われる値付近に、できるだけ小さく損切を置くことが大切です。
言い換えるとこの値で売買すれば損切りされる可能性が低いというポイントを絞ってエントリーすることが、「コツコツドカン」を防ぐ効果的な予防策となります。(難しいですが)
またこの方法は無駄な場所での売買回数を減らすという意味合いもあるので、ポジポジ病(儲かるかもという根拠のない理由でポジションを何度も持とうとする行為)でよく負けてしまうという方の解決策としても有効です。
失敗パターンその3、重要指標発表時に焦って(勝手に予測して)エントリーしてしまっている
事例と解説
重要指標発表があるなー。
お!上昇を始めたからすぐに買ってしまおう
あー!下落してる。
指標発表後すぐに買ってしまってスプレッドも広かったしダブルパンチだ、、、
重要指標発表時はスプレッドが極端に広がるFX会社がほとんどなので、スプレッドが広がった状態で焦ってポジションを持ってしまうとエントリーした時点で大きなマイナスを抱えてしまうことになり決済処理を上手くできなければ負ける率がかなり高いです。
またあらかじめ指値・逆指値をしている場合も値が瞬間的に大きく動くことにより一瞬値を付けられてその後売買している方向とは反対に動き、損失を被るということがよくあります。
重要指標発表時のトレードミスしない為には?
重要指標発表時にトレードで失敗しないようにする為の方法は
1、値幅がとれると思って焦ったり、ファンダメンタルズが良い(悪い)からと動きを決めつけてエントリーせずスプレッドが縮まりしっかりと流れができてからトレードを開始する
2、指標発表前には指値・逆指値を外しておく
の2点です。
ごく当たり前で簡単な方法ではありますが、意外に負けたりしていて冷静な状態でない時は忘れがちになってしまうので注意が必要です。
最後にワンポイント
結局は自分でチャートやファンダメンタルを良く分析して、人がどんなことを言っていても気にならないようなポイントでトレードを開始することが重要だよ